メタル系DTMにとっての初音ミク

いまさらではありますが、ボーカロイド「初音ミク」を買って、いろいろと使っています。



まず言っておくと、この初音ミク、純粋なDTMのガジェットとして、“とても楽しい”。
この楽しさはジャンルを問わずDTMを趣味にする人には広くオススメできます。

ここで、初音ミクを買ったきっかけについて書いてみようと思います。

それは1年前ぐらいに、デスボイスのボーカル曲の、ソリッドなメタル曲を作っていたときのことです。
デスボイスのリズムのイメージができていて、ふとサンプリングで何とかならないかと考えました。
そこで、Slipknotのコリー・テイラーのボーカルから、オケが小さい個所、伴奏がいったん止んでシャウトのみになる個所をいくつかピックアップ。
それを切り貼りしてSONAR上に配置して、長さを調整したり、ピッチを少し調整したり……。
断片化したコリーのデスボイスをクロスフェードするように重ねていくつか並べたり、あえて8分音符分間を空けて配置したり、切り貼りでデスボイスのフレーズにリズムをつけました。

これがかなりいけるんです。

言葉としてはまるで意味を持たない、ただの意味不明なシャウトとスクリームなんですが、鬼気迫る初期Slipknotのエネルギーを注入されたような曲になりました。

つまり、ここでボーカルの大切さというか、オケだけでは表現できない曲のイメージを補完するボーカルの役割を身をもって知った、という感じです。

そして初音ミクの購入。

その理由、まずは昨今のボーカロイドブームに後押しされて、です。
また、今ちょうどBABYMETALなんかにも脚光が当たっていて、メタルサウンド+女性アイドル系ボイスというソリューションに注目が集まっている、という理由もあります。

さらに言えば、マキシマムザホルモンのドラム兼女声担当、ナオの例を考えた結果です。
僕が思うに、彼女の歌うメロディラインは、かなりキャッチー。
ですが、ホルモンのメタルサウンドにぴったり合致していると思います。

というわけで、メタル野郎が初音ミクを購入する理由が揃いも揃ったわけです。

この初音ミク、実際のオペレーションは非常に簡素なので、DTM経験者ならすぐに使いこなせます。
そして、メタル曲のボーカルラインを初音ミクに歌わせて、モニターすると、なんとも不思議な感覚が。
メロディがよければ、意外としっくり来たりするんです。

それと、初音ミクに自作のメロディラインを歌わせると、まずそのメロディが独創的かどうかとか、ダサくないかとか、それを早い段階で判断できる点も高ポイント。
また、実際の人間では体力的にキツイ、突然のメロディ変更にも即座に応じてくれるというメリットもあります。

いろいろ言いましたが、最大のメリットはやはり、曲としての統合性をチェックするためには、やはりボーカルを入れて考えるべき、というセオリーを、初音ミクが手助けしてくれることでしょう。

バンドでボーカルがいる人にとっても、そもそもバンドはやらずにDTMをしている人にとっても、初音ミクのようなツールは非常に意味のあるツールだと感じています。

オススメです。

[ad#footer]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です