自分の音を聴くだけでこんなに深い練習になる!

ギター上達のために有効な練習法とは?と考えたときに、以前「自分の音を聴く」と紹介しました。
では、自分の音の「どこを」聴くのでしょうか?

まず、大前提として、空間系エフェクトやコンプレッサーは全部オフにします。リバーブも、ディレイも、もちろんワウも(笑)。
そして、クリーントーンを練習するのか、ディストーショントーンを練習するのかを決めます。クリーントーンの場合は、エフェクトは使いません。生音をアンプまたはオーディオインターフェイスに通します。

ディストーションの場合は、真空管アンプにダイレクトにシールド接続して、ゲインだけを上げるセッティングが理想です。モデリングアンプの場合は、まあメタルの場合、Marshall JCM800とかそのあたりのプリセットを使い、ゲインのみで弾く準備をします。

準備ができたら、練習曲のテンポに合わせてドラムパターンを用意して、録音です。

ここで、ドラムパターンを用意してそれに合わせて弾くけれども、「録音はしない」人がいます。この練習法は、まったくオススメできません。ドラムを聴きながら弾いたとしても、本当にズレがないか、クリアに弾けたかなどを客観的に評価できないからです。自己満足で終わってしまいます。それに、録音しないとダラけてしまいます。テレビを見ながらとか、ネットを見ながらとか、「ながら」練習であっというまに時間だけが過ぎてしまった、ということになりかねません。
録音する練習法の場合は、メリハリの利いた練習が可能です。「録音しているんだ、ちゃんと弾こう」というふうに、録音中は演奏に集中するからです。

さて、録音が終わったサウンドを再生してみます。
全部で5回、それぞれ、以下の点に着目して聴いてみてください。

POINT 1 テンポとずれている箇所はありませんか?
最初はきちんとテンポに沿って弾けていても、フィンガリングが難しいフレーズだとか、弦移動が激しいフレーズでテンポが乱れたりしている箇所はありませんか?あれば、そこが集中的に練習するポイントです。

POINT 2 ミュートは完璧?
弦移動やチョーキング、ビブラート、ピッキングハーモニクスなどの時に他の弦があやしい音を出していませんか?そこがフィンガリングや左手ミュートがうまくいっていない箇所です。フォームを再検討しましょう。

POINT 3 音の粒は揃っていますか?
意図的ではない音の強弱が付いてしまっていないかどうかを聴いてください。特に弦移動先の音はピック移動のスナップが効きすぎて、強めの音になりがちです。力を抜いて、均一な力で音を出せているかどうかを確認しましょう。

POINT 4 音と音がすき間なくつながっていますか?
意図的でないスタッカート調のサウンドになってしまった箇所はありませんか?弦移動があってもなくても、音と音の間に無音部分を極力作らないように、スムーズに次の音に移ると、「上手い!」と評価されます。
普段空間系エフェクターを常用している方は特に気をつけてほしいポイントです。リバーブやディレイは、弾いた音を引き延ばして音空間を埋めるため、実際にはぎこちない音のつなげ方で弾いていても、補間してきれいに聞かせてくれます。ですが、それは自分の実力ではありません!

POINT 5 ピックの摩擦音はきれいですか?
今度はピックの音を聴きます。ピックと弦がこすれる音がまばらではありませんか?オルタネイトピッキングでアップとダウンで音が違っていませんか?巻き弦とピックが接触しすぎてノイジーになっていませんか?

音を録音して聴く、ということで、これだけ多くの情報が得られるのです。最初は短いフレーズで、完璧になるまで何度も録音する→聴く→練習する→録音する→聴く→練習する……というサイクルを繰り返せば、まずまちがいなくギターの腕は上達するはずです。
何事もコツコツ、ということでしょうね。
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